無為

 近隣の市営ジムに行けなくなってから1ヶ月ほどが経過した。筋力を維持するために自宅で行える自重トレーニングをやるべきなのだろうが、どうやら僕はかなり意志が弱い人間らしい。筋トレをする回数はゼロに減ったが、逆にアルコールを体内に摂取する回数が倍に増えてしまったような気がする。

 

 元来酒を飲むのがそんなに好きではないタチなので、今までは飲むとしても週1回ハイボールを嗜む程度だったのだが、今週は仕事であまりにもミスを重ねすぎたのでアルコール依存症並のペースで飲酒をしてしまった。酒は消毒液のような苦みを我慢しさえすれば世の全てを一時的に忘却出来る代物なのだ。

 

 最近本当に労働が辛すぎて涙が出てくる。人生は思い通りにいかないことだらけなのはわかっているつもりだけど、あまりにも思い通りにならなすぎるのだ。強くてニューゲームシステムのRPGで最初に難易度を選ぶ時に間違って「EXTREME HARD」モードからプレイし始めてしまって激しく後悔に苛まれる感覚である。しかも1回モードを選択したらクリアするまで難易度を変更することは出来ない。もうこちらとしては為すすべもなくゲームオーバーである。うんざりしてそのままゲオに直行なのだ。

 

 どうすればもっと上手く労働と向き合えるのか、どうすればもっと上手く生きられるのか、そんなことを土日で考えようとするけど結局Netflixに時間と金を搾取されて終了してしまう。そういうことを空いた時間で考えるのは無駄な行為なのかもしれない。

 

 コロナウイルスだか死のデッキ破壊ウイルスだか知らないが、外に出ない人間を肯定した時点でもうその役割は終わっているのだ。人と人との接触を避けなければいけないという風潮は対人恐怖症の気がある自分にとっては正直かなり恩恵を受ける部分ではあったが、そろそろジムに行って肉体を鍛えなければいけない。

 何にせよ、とりあえずはいろいろと変革が必要なのだ。

 

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